オートマタの魅力に触れる「からフル展」
オートマタの魅力に触れる…からフル展
からくりおもちゃ(オートマタ)作家原田和明×キフルということで
からくりの「から」とキフルの「フル」で「からフル」
というネーミングの作品展に行ってきました
からくりおもちゃに魅せられて数年
ネットでいろいろ見ているうちに
日本人作家の原田和明氏の事を知りました
そしてその原田氏は友人の知り合いでした
これまた何かの縁を感じずにはいられません
そんな原田氏の工房にいつか行きたいと思いつつも
なかなか出かけられずいましたが
なんと福岡のそれもわりと近いところで
作品展があるというではないですか
しかもトークショウやワークショップあり
これはどうすると真剣に悩みましたが
やはり話を聞いてそのあとの交流会に参加出来る
トークショウに行くことに
当日はやや緊張しつつも会場に到着
住宅街の中にお目当てのショップ「キフル」さんはありました
このお店はいろんな種類のブラシや身体にやさしい塗料など
こだわりの生活雑貨を扱うお店
取り扱うブラシの種類は100以上なんだとか!?
なんでそんなお店でからくりおもちゃ展?
実は原田氏は最初キフルさんが扱っている家具を買ったお客様だったのですが
納品に行ったキフルの方が原田さんの工房を見て話がはずみ
一緒に何か出来ないかということでからくり展をすることに
そして今回は2度目ということでさらにパワーアップさせて
トークショウやワークショップを企画したんだとか
なんともうれしい企画ではないですか!
もしかして自分のためにやってくれているのではと
勘違いしてしまいそうなくらいです
トークショウではイギリスに留学して
オートマタ作家さんの元で修行されたことなど
いろんな話が聞けました
自分はキースニューステッドという方の作品が好きです
少し前に三菱アルティアムにて開催されたオートマタ展で
これはと思った作品がありました
その作品の作家はマットスミスさんというのですが
原田氏はそのマットスミスさんのところで修行したそうです
しかもそこにいる時にキースニューステッドさんにも会ったのだとか!
羨ましすぎる
今回の展覧会のために特別に作ったという作品「黒く塗れ」
動画で見た時にこれはどうなっているんだろうと
すごく不思議に思いましたが
磁石が含まれた(だったかな)塗料を使って
磁石で動くようにしているんだとか
ストーンズ好きの自分はとても心を揺さぶられました
これとギターを弾く人もなかなか甲乙つけがたい
どちらか入手したいなぁ
この日は師匠のマットスミス氏の作品も2つあって
見せて頂いたのですが
どうしてこんな複雑な動きができるのか
ただただ驚くばかりでした
この「How much!」は値札を持った手が開き
まず値札を見たら手が戻ります
そしてもう一度値札をみると
目が飛び出すというしかけ
もうね、ほんとうにスゴイ
どうやってこんな動きにできるのか?
そのメカニズムがとても気になる
こんな素敵なからくりおもちゃが作れたらいいなぁ
面白いものを作れるって本当に素晴らしい
一体どんなことを考えているのか
頭の中を覗いてみたいものです
交流会ではオードブルに舌鼓を打ちつつ
雑談のような感じでお話をさせていただき
ほんとうに夢のような楽しいひとときに
時間も過ぎるのを忘れました
こんな素敵な企画を開催してくださった
キフルさんにも感謝です